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ホームレス・路上生活者の支援活動を行うNPO法人です

日々のできごとdaily report



【2013/2/7】NHK「プロジェクト2030」取材に答える 代表 ルボ・ジャン

@山谷を取材した結果、身寄りのないお年寄りが大変多い現実を感じていますが、山友会としては山谷についてどう変化してきていると思いますか?(かつて労働者の街だったのが、高齢者、福祉の街になったなど)

20年くらい前は日雇い労働者や野宿をしていた人が多い街でしたが、日雇い労働をしていた人、ホームレスをしていた人が年をとり、病気になって働けなくなり、生活保護を受けてドヤに住んでいる人が多くいます。
家族との関係がなくなってしまっている人も多いので、身寄りのない人も多いです。
中には介護が必要になる人もいるので、そういった人たちをどのようにして支えるかが問題になっています。

A山谷のドヤに住む身寄りのないお年寄りたちにとって必要なものはなんだと思いますか?

山谷に来る人たちは、家族との関係がなくなってしまったりして、孤独な人たちが多いです。
仕事や世の中から排除された経験が多いため、自信をなくしてしまっている人もいます。
孤独さをまぎらわそうとして、苦しんでいる人も多いです。
山谷の人たちにとっては、人から必要とされること、人から認められること、安心できる人間関係が必要だと思っています。

B山友会として今後、考えている支援は何でしょうか?(生きがいづくりなど)

山友会は来てくれる人たちにも手伝ってもらって、一緒に活動していこうという雰囲気にしています。一緒にやることで、必要とされている、受け入れられているという気持ちを持ってもらおうと思っています。
これからは、身寄りがなく孤独な人たちのためにも、こうした活動にもっと力を入れて、安心できる人間関係づくりのできる居場所を作ってもらうために、居場所スペースを広げることを予定しています。
山友会は寄付で運営しているので、そのような活動をしていくのには多くの人の協力が必要ですが、一緒に活動をしながら、生きがいを見つけてもらうことで自信を取り戻して、前向きに生きていくことができるような活動もしていきたいです。


【2012/12/19】アメリカンクラブ チャリティードライブ 相談室 薗部富士夫

 今年も11月16日(金)に、アメリカンクラブ婦人部の方々のチャリティードライブがアメリカンクラブの駐車場で行われました。

     

 今回も担当の(関口さん・大島さん・大山さん・戸田さん・テレーズさん)皆様が中心となり、山谷のおじさん達にと婦人部の皆様が車で真心温まる寄付を沢山駐車場に届けてくれました。リーマンショック・東日本大震災後、婦人部のメンバーの皆様も少なくなり、イベントも減ったそうです。その中でも、毎年チャリティードライブは山友会の為にも続けていきますとの強いお言葉がありました。山友会の代表ジャンをはじめスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
 山谷の現状も以前と比べ少しずつ変化をしてきました。今まで日雇いでの生活をしていた人達の仕事が無くなり、身体を壊し生活保護を受給して簡易宿泊所(ドヤ)に住むようになり、「福祉のまち山谷」と呼ばれ、荒々しい山谷のイメージが消えようとしています。 しかしその反面、経済不況の為か若い人達や女性などがホームレスとなり、山谷に顔を出すようになりました。いつの世でも格差は無くなりません。生活困窮者、生きづらさを持った人達、そういう人達に少しでも、チャリティードライブでの真心を提供できたらと思います。 これからもアメリカンクラブ婦人部の皆様のご発展を祈りながら、山友会も多くのおじさん達と共に生きる喜びを分かち合えればと思います。


【2012/10/1】共に成長していく関わり 食堂 和田有粧

 いつもニコニコしているおじさん、冗談を言って皆を楽しませてくれるおじさん、一緒にいて親切にいろいろと手伝ってくれるおじさん、そんなおじさんが突然、姿を見せなくなったり、何かの拍子にものすごい剣幕で怒り出したりすることがあります。あるいは、コミュニケーションを取ることが特別に難しいおじさん。そんな時、その人が山友会に出会うまでにたどってきた生活に思いを馳せます。
 まだまだ癒されない心の傷、自分の力ではコントロールできない、どうすることもできない闇の力、そのようなものは誰にでもあるでしょうが、おじさん達のそれは、こちらの想像をはるかに超えるものであることに、時々ハッとさせられます。大事な人から捨てられたり、裏切られたり、必要とされなかったり、侮辱されたり…、同じ立場にあったら、きっと誰でもそうなったでしょう。
  いなくなっていたおじさんが、また帰ってきたり、正気に返ってマジメに取り組み直したり、以前よりも心を開いてくれるようになったりすると、大きな喜びが広がります。一喜一憂しながら、私たちはその日が再び来ることを無意識のうちに信じて、待っています。毎日何が起こるかわかりません。一人ひとりに独特のリズムがあり、時があります。だから一日一日が貴重です。関わりの中で、お互いに変えられていき、一人ひとりが、段々とかけがえのない人になっていくからです。



【2012/8/17】新陳代謝 丹野 純

 暑い日が続いておりますが、皆様体調はいかがでしょうか? 私は「暑い、暑い」が口癖のようになっています。 山友会ではこの夏を乗り越えるために、皆様に冷たい麦茶を提供しています。汗をかいた分、水分補給をして、熱中症対策をしっかりと行いましょう。
 
 しかし、人間の体は60%が水分でできているので、夏は汗とともに一年間分の老廃物を外に出して、水分の入れ替えをする新陳代謝の時期でもあります。

 
 エアコンのきいた部屋で汗をかかずにいることは老廃物が蓄積されてしまいます。運動やお風呂でしっかり汗をかいて、しっかり水分をとりましょう。


【2012/8/10】最近の相談室 守屋克明

 毎朝山友会のシャッタ−を開けるといろいろな人達がやってきます。訪れる理由や目的はそれぞれ違っていますし、その重要性・緊急性もまたちがいます。今の季節なら冷たい麦茶を一杯飲みにくる人、冬場の夕方ならば熱いお茶をペットボトルにつめて湯たんぽがわりの持っていく人、タオル・歯ブラシなど日用品をもらいにくる人、お腹を空かせ人、クリニックにかかるためにやってくる人等など。
 つい先日クリニックにきた人の場合は尿が三日も出なくてお腹がパンパン。当日担当の医師の診断で直ちに救急車の出動を要請。幸い近隣の病院で受け入れてもらい手当てが施されました。後日担当医師の話では、もう少し手当てが遅れたら危なかったとのことでした。
 これほどの人はまれですが、路上で過ごしている多くの人達は健康保険が失効していることが普通で、具合の悪いところがあっても病院にかかれず、長く放置しているうちに症状が悪化して山友会クリニックに来たときには「よく今まで我慢出来たね」ということも頻繁に起きます。またクリニックにくる人達ばかりではなく、路上生活からなんとか普通の生活に戻りたいと相談にくる人達も次々とやってきます。
 これらの人達は何らかの理由で一度、普通の社会生活の仕組みから零れ落ちてしまっています。その原因やそうなった時期などもまちまちです。何故そうなってしまったか、それを質すのは必ずしも私たちの仕事ではないです。それより、今目の前にいる何かに「困っている」人に対して、私たちとして何ができるか?この人に何をしてあげるのが「一番本人自身」のためになるか?ひとり一人話しを聞きながら、私たちも試行錯誤しながら対応していく。このようにして相談室の仕事は続いていきます。

     


【2012/7/4】2F食堂スタッフからのお知らせ 岩村チエ子

 梅雨は「ちょっと中休み」でしょうか?、今ごろ、車窓から目にする光景は、夏日を思わせる強い日差しに、田植えを終えて水の張った田圃がキラキラと輝きそよぐ風にうれしげに揺れる苗が目に止まります。秋に向かって成長を重ねながら黄金色に稲の穂が実り、波打つにも重たげに頭を垂れる稲を思うと感動ですね。
 東日本大震災からの再生への一歩が、なかなか踏み出せないほど深く傷つき、痛んでいる人たちが広範囲に及んでいることを、私たちはそれぞれの係わりの中にも感じられます。いろいろな方からの支援の上に成り立っている山友会にもその余波は、じわじわと及び、日常的に渇きを覚える現状です。
 先週末、野菜が詰まった3箱のダンボールが届きました、直ぐに荷を開いて、思わず歓声!!。じゃがいも、人参、たまねぎ、ニンニクもあって、そこに心遣いの一言が添えてありました「乾ききっていません傷む前に食べて下さい」と。   

 


皆さまからのお心遣いによって今日の活動が、明日に繋がって行く力になっていることに感謝します。今後も変わらぬご支援をお願いします。





山友会

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